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【MONOist記事への追記】

ダイハツはコペンをリリースした時点で、『モノ作りを志す皆様と情報共有の取組み』と称して、交換できる外板や内装について、図面や図面データを提供するというアナウンスを行いました。

コペンが持つ外板交換を想定した構造は、先日発表された「第3のモデル」のように、メーカーがバリエーション展開を増やすことが比較的容易にできるということ留まらず、サードパーティも巻き込んで新しい市場の形成も起きるかもという期待が持てる取組みです。

ワタシもモノ作りの中で仕事をしていて感じるのは、作り手(メーカー)側に売るところの近くにいる人たちを、モノを作る(あるいは創る)段階からできるだけ巻き込みたいと考えています。職人の一品モノというこれまでにあるハイエンド向きの手段以外にも、オーダーメイドでモノをつくる手段も増えてきており、より個人のためのものづくりの方向は拡大してしていくと見ています。そこには、「つくる人」だけでなく「ユーザー」の一番近くにいる「売る人」が重要となるからです。「売る人」はもう少し掘り下げると、ユーザーが頼りにする「おすすめ」を提示できる人、でしょうか。

コペンでダイハツがこの「情報共有の取組み」を発表した際、新しい動きが出てきたと今後の展開に期待していました。見ようによっては、メーカーが作るのは半完成品のような「素材」で、自由にボディを仕立てることで完成品となる。メーカー製のコペンも「作例のひとつ」である、というビジネスとも取れますから。サードパーティ製品が増えてくると、アップルのMFi(Made for iPhone/iPad/iPod)プログラムのような認証制度のような仕組みも導入されていくんだろうなぁ、なんてことも考えていました。

しかし、残念。

先日のMONOistで、ホンダ・S660とダイハツ・コペンを比較した記事を書いた後、久しぶりにコペンの「情報共有の取組み」の募集サイトを覗いてみると、この取組みの終了が2014年12月末で終了されたというアナウンスがされていました。新型コペンの発表が2014年の6月ですからわずか半年。ダイハツの12月24日付のプレスリリースでは、サードパーティと連携したコペンのカスタマイズ展開を2015年の東京オートサロンのダイハツブースで公開するとアナウンスしています。その一方では12月末で「情報共有の取組み」はプレスリリースもなく終了させていますから、まさしくひっそりという印象です。

 

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何かトラブルがあったのか、それほど外部からの興味を惹かなかったのか。気になるところですが、せっかくの新しい取組み、短期間で終わらせてしまうのは非常にもったいなく感じ残念です。少し長い視点で続けながら取組みを育てるという姿勢があると良かったのになぁと思います。

 

林田 浩一